総務省のパブリックコメント「AI事業者ガイドライン案」に関する意見募集について」に意見を提出いたしました。

パブリックコメント本文

以下に提出したパブリックコメントの原稿本文を公開いたします。

ゴールベースと非拘束性について

本編2P 「関係者による自主的な取組を促し、非拘束的なソフトローによって目的達成に導くゴールベースの考え方で、ガイドラインを作成することとした。」とある。
本ガイドラインはきわめて大部にわたるため、順守のためには多くの組織に多量のリソースが必要となり、AIを利活用する全業者での即時順守を行うには非現実的な内容も含まれると考える。
本ガイドラインがAIを利活用するすべての組織にとってのゴールにすぎず、即時の順守に対して何らの拘束力も働かないことを強く明示してほしい。 ガイドラインは分野によっては法令の一つと考えられており、運用上、社会に対する拘束力を持つことがしばしばある。本ガイドラインに拘束力を持たせることは、AIの利活用とイノベーションにとって阻害要因でしかない。