vERA(ブイエラ) ― 七夕研究所のVTuberプロジェクト
表現と制度のあいだに、しなやかさを取り戻す。― vERAは、文化を「制度」としてデザインする社会実験です。
🎭 概要
vERA(ブイエラ)は、株式会社七夕研究所が運営するVTuberグループです。
約20名のVTuber・研究者・開発者が参加し、「表現と制度の共働知」をテーマに活動しています。
VTuberというメディアの枠を超え、
創作・研究・経営・教育の境界を往復する、“生きた社会モデル”として設計されています。
🧭 vERAの思想 ―― VTuberを「社会制度」として扱う
現代のVTuberは、単なるエンターテインメントを超えて、
「自己表現」「共同体」「経済活動」「教育」などの社会制度を体現する存在となりつつあります。
vERAは、この動向を社会設計の実験場として捉えています。
- 表現(Art) と 制度(System) の接点に立ち、 クリエイターと社会の関係を再定義する。
- 演者(Performer) を経営・研究・教育の主体として位置づけ、 役割を分業ではなく「共働」の関係で再構築する。
- “制度詩学”と“共働知” という七夕研究所の中核思想を、最も動的に実装する場として運営する。
🏛 七夕研究所における位置づけ
vERAは、社会デザイン事業部 × CI²事業部 の交差点に位置します。
| 領域 | 役割 | 内容例 |
|---|---|---|
| 社会デザイン事業部(工学) | 制度設計・組織運営 | 事務所運営モデル・契約制度・経営方針の設計 |
| CI²事業部(理学) | 社会観測・文化研究 | ファンコミュニティ・配信文化・メタバース社会の研究 |
この両者の連携により、
vERAは 「文化の制度化」×「制度の文化化」 を同時に進める独自の研究実践空間になっています。
💡 プロジェクト構造
vERAは、次の3つのレイヤーで構成されています。
1. 演者活動(Expression Layer)
- 所属VTuberによる配信・音楽・コラボレーションなどの創作活動。
- 作品は文化研究・社会調査の一次データとしても活用されます。
2. 制度運営(Institution Layer)
- 事務所経営そのものを「制度設計の実験」として運用。
- 契約形態・マネジメント・分配制度の改良を継続的に実施。
- AI支援による「共働知運営」体制を導入。
3. 社会実装(Impact Layer)
- 教育・研究・地域連携プロジェクトに展開。
- VTuberを用いた公共哲学講義・社会調査・広報施策など、 “人間拡張型社会参画” のモデルを提示。
🌐 研究・教育連携
vERAでは、大学・研究機関・企業との共同研究を推進しています。
テーマ例:
- メディア社会学・表象文化論:VTuberが生み出す新しい公共性
- 経営・組織研究:分散型創作組織のマネジメント構造
- 心理・教育学:アバターを介した自己形成と学習動機
- 情報科学・AI研究:生成AIと人間の共演プロトコル
また、七夕研究所の教育プログラム(高校生・大学生インターン)でも、
vERAの運営現場を素材とした 「制度設計実習」 が行われています。
🤝 協業・営業のご案内
vERAでは、以下の形で企業・自治体・教育機関とのコラボレーションを受け付けています。
| 協業形態 | 概要 |
|---|---|
| 企業タイアップ | 製品・サービスのPR、タイアップ配信、広報コラボレーションなど |
| 社会連携・行政案件 | 自治体の広報・観光・教育・啓発活動へのVTuber活用 |
| 研究・教育連携 | VTuber文化・メタバース社会に関する共同研究・授業連携 |
| 講演・研修 | 経営・文化・制度設計をテーマにした講演・ワークショップ実施 |
🪞 vERAが目指す未来
「VTuberを通じて、社会はどこまで“しなやかに”なれるか。」
vERAは、技術と文化、制度と表現のはざまに立ち、
社会そのものをチューニングするプロジェクトです。
ここで生まれる制度実験・文化実践は、
いずれ七夕研究所全体の「制度設計R&D」へと還流していきます。